最終更新日2008.8.3

ブライダル産業フェア2008見学報告

BMCA会長 恋塚太世葉


 7/29、7/30に東京ビックサイトにてブライダル産業フェアが開催されました。
 展示コーナーには衣裳、写真、ジュエリー、映像、引出物、各種演出品など見ることができ、また、無料セミナーなど情報収集には大変有益な場でした。以下に内容をご報告致しますのでご覧ください。
 尚、閉館後は集まった司会者で近隣のレストランにて懇親会飲み会を開催、29日は13名、30日は15名が集まりました。



展示見学

 今年目に付いたものは似顔絵物です。似顔絵書きの方をブース内に座らせて実際に書いているところを見せていました。出来上がった似顔絵は、ウェルカムボード、席次表、プチギフトなどに掲載するわけです。3〜4社のブースがこれを出展していました。
 
 演出品としては、発光演出もまだまだ元気で、キャンドル、ライトではなく、混ぜ合わせると化学反応で輝く液体ものを出展している業者が箇所ぐらいありました。

 引出物はカタログものいまだ、主流ですが、カタログの中を見ると商品が少し新しくなっていました。今世の中でブームなのは「体験型」です。カタログギフトの開くと、東京湾クルージングチケット、とか、歌舞伎観劇チケットとか、物がありふれている時代ならではの引出物といえます。

 新郎新婦の生まれた時の体重で作るウェイトベアですが、これも3社ほど出展していました。最新モデルはジャイアンツのジャビット人形とタイガースのトラッキーのウェイトぬいぐるみでした。

 ペーパーアイテム業者は去年に比べて減っていました。新郎新婦さんが自作で作る割合が上がってきたからなどが考えられます。

ほかには、ホームページ制作会社、ホームページ質を上げるためのコンサルティングほか式場への来館者分析システムなどの情報システムもありました。

中国、韓国の業者さんも出展をしていました。ドレスなどの衣裳系です。日本よりも安く出来るというのが売りのようです。

ブライダル雑誌販売会社がありました。と言ってもイタリア国内で販売されているブライダル雑誌を日本で年間購読出来るという商品でした。こちらも新しいビジネスだなと感じました。



セミナー

 1枠1時間の無料セミナーが会場内の3つの特設セミナー会場で行われていました。こちらもあまり時間がなかったのでつまみ食いするようにいろいろ覗いてきました。

 共通して感じたのは、ホテルもレストランも、ゲストハウスも集客が厳しく新たな局面を迎えていると言え、今後の生き残りのためには何をしていかなければならないかというテーマが多かったです。

 今日の会場側都合の押し付け提案ではなく、しきたりや意味など新郎新婦に真のブライダルを理解してもらった上で、新郎新婦のこだわりを見つけてあげ、二人のオリジナリティとして反映したウェディングを作ってあげることが必要となり、更に、質の向上を図るという向って行くことになりそうです。

 ここからは恋塚の意見ですが、ナレッジ活用をビジネスに展開するということです。これはオープン化した業界が次に行う質の向上というものです。新郎新婦さんへ質の高い提案をするためには、ブライダルに関連する情報を集め蓄積し、それをナレッジ(知識)として高めて、それを活用できるように努めてゆくことが大切です。そしてそのナレッジの蓄積はやがて知恵へ発展するわけです。皆さんは新郎新婦のために「熱意」を持って、情報収集、ナレッジ作りをしていますか?新郎新婦さんから信頼してもらえるための重要な方法ですよ。

 ブライダル産業フェアは司会者にはあまり関係ないという意見を頂くこともありますが、私はたくさんのヒントを得ることが出来ました。披露宴2時間半のプロではなく、ブライダルのプロフェッショナルとしての司会者を目指しましょう。今の新郎新婦さんはブライダルのプロフェッショナルからのアドバイスを求めています。

産業フェア展示の様子

産業フェア展示の様子

BMCAメンバー飲み会(7月29日)

BMCAメンバー飲み会(7月30日)

 

 

 


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